覚せい剤の致死量

TITLE:遺体から致死量の覚せい剤=死亡の資産家、事件疑いも-和歌山県

URL:https://www.msn.com/ja-jp/news/national/e9-81-ba-e4-bd-93-e3-81-8b-e3-82-89-e8-87-b4-e6-ad-bb-e9-87-8f-e3-81-ae-e8-a6-9a-e3-81-9b-e3-81-84-e5-89-a4-ef-bc-9d-e6-ad-bb-e4-ba-a1-e3-81-ae-e8-b3-87-e7-94-a3-e5-ae-b6-e3-80-81-e4-ba-8b-e4-bb-b6-e7-96-91-e3-81-84-e3-82-82-ef-bc-8d-e5-92-8c-e6-ad-8c-e5-b1-b/ar-AAy3hJw

覚せい剤の通常使用量は,初心者の場合,0.02~0.03ミリグラムです。

常習者となると,追い打ち(追加して注射する)をしますが,せいぜい0.1ミリグラムです。

覚せい剤常習者の中には,全てがイヤになったから死んでしまいたいといって覚せい剤を注射使用する事例もあります。

しかしながら,この場合も,0.1ミリグラムを大幅に上回る量まで注射使用することは出来ないようです。

ある事例では,見当識を失い,ビルから転落して重症を負いました。

その結果,松葉杖姿で法廷に現れました。

別の事例では,注射しようとしても,これ以上は注射できなかったと述べておりました。

「体がついていかない。」と述べており,注射しようとしても体力的に不可能だということのようです。

このことから,0.1ミリグラムを大幅に注射使用することは,自己の意思では不可能だと言えそうです。

もちろん,覚せい剤は,輸入元から末端使用者の手に渡るまでに値段が上がりますし,途中で混ぜ物がされて増量されます。

初心者に,味の素を混ぜて増量しても,その場では解らず,注射した後に気分が悪くなったり,アッパー系のはずなのに気分がダウンしたといった症状が現れるようです。

いずれにせよ,覚せい剤を自己の意思で注射使用して自殺することは不可能であり,注射以外の方法を取るか,第三者に摂取させられなければ,致死量まで摂取することは不可能だと考えます。