バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする

雨宮まみさんが書かれた,このコラムの文意ないし文脈とは離れるものの,タイトルにいたく心惹かれた。

TITLE:バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする:朝日新聞デジタル

URL:http://digital.asahi.com/articles/ASGDD6QP2GDDUEHF012.html?iref=comtop_pickup_02

政治と宗教の話題は,初対面の大人同士においてタブーである。

このことは,プロ野球やサッカーの好きなチームを尋ねることと同様である。

フーリガン同士の血を見る争いの如く,政治的立ち位置など不躾に尋ねることは,絶交状を叩きつけるのに均しい効果をもたらす。

いわゆる歴史認識問題などを問うことも同様であろう。

価値観が共有されていないからこそ紛争が生じるのであり,我が国には一億二千万の正義が存在しうる。

この状況下で,価値相対主義というベールで覆わなければ,自由な発言などは,いたく困難である。

幸い我が国では,秘密投票制度が実施されている。

明日は,少しでも投票率に貢献するという目的のみで投票したいと思う。

もっとも投票率を限りなく低減させて,間接民主主義の空虚さを明らかにするという政治的立ち位置もあり得ることは否定しない。