フェイクニュース

これもフェイクニュースかしら?

文化庁は9月21日、2015年度の国語に関する世論調査の結果を発表した。

その結果、「ら抜き言葉」のうち「見れる」「出れる」という表現を「普段使う」と回答した人の割合が「見られる」「出られる」より多数派になったことがわかった。本来は誤った使い方とされていた言葉が、1995年度から始めた調査開始以来、初めて本来の言葉を上回る結果になった。

TITLE:「ら抜き言葉」使う人がついに多数派に 「おk」「うp」も文化庁が調査してみると...

URL:http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/21/ranuki_n_12114300.html

ところが,文化庁のページを見ると,多数が使うからといって,認知するべきではないという結論になっている。

国語審議会としては,本来の言い方や変化の事実を示し,共通語においては改まった場での「ら抜き言葉」の使用は現時点では認知しかねるとすべきであろう。

TITLE:文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 第20期国語審議会 | 新しい時代に応じた国語施策について(審議経過報告) | I 言葉遣いに関すること

URL:http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/20/tosin03/09.html

ハフポストのタイトルだけを見ると,ら抜き言葉が多数派になったという統計になったようだが,文化庁として,これを容認しているわけではない。

ポスト・ツルースの時代であればこそ,ニュースの出典を調べる必要があるのかも知れない。