民主主義は,ふたたび危険思想となるのか

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

2017年元日の朝日新聞一面トップは,ゴーギャンの,この作品を引用して始まりました。

民主主義が危険思想と意識された(少なくとも,自由主義の敵対概念)時代がありました。

民主主義は,「頭を叩き割るよりも,頭数を数えた方がましである。」とする独裁との対立概念としての意味しか無いのでしょうか。

朝日からの引用です。

「作られた多数派」に,少数派が従わなければならないとしたら。

今また,民主主義は「危険思想」になりつつあるのだろうか。

我らが価値相対主義を唱える間に,ポピュリズムは人々の感情を支配する。

これに対抗する,戦う民主主義の原理とは,いかなる価値原理なのでしょうか。

2017年年頭の課題としてゴーギャンを受け止めました。