分厚い中間層

分厚い中間層

大昔,一億総中流社会と呼ばれ,ごく昔は,分厚い中間層と称された。

高度経済成長の成果だと思われる。

ところが,現在流行用語は,「格差社会」である。

少し考えて頂きたい。

豪邸一戸を建築するのと一般住宅一万個を建築するのと,どちらが経済を活性化するのか。

建築業界,不動産業界とも,どちらが儲かるのかは明らかである。

その活性化の成果がいかに循環するかも明らかだと思われる。

それでは経済が活性化しないことで誰が損失を被るのかも考えて頂きたい。

まずは底辺,次にかつての中間層,そしていわゆる富裕層。

富を海外移転せざるを得ない社会,かような社会にして良いのか否かについても,お考え願いたい。

もっとも,日本国から離脱する,脱出するという覚悟をお決めの方は,別論である。