ボーナス解散

今回の解散について,「大義」なるものを考えた。

結論は,選挙行動によって現金が動き,経済が活性化してアベノミクスが活性化するというものである。

すなわちボーナス解散である。

大昔,支部長検事として取り調べした際,一票の相場は5万円であった。

おじいちゃん,おばあちゃんを含め有権者4人だと一家に20万円の冬季ボーナスが入る。

選挙に負ければ仕事を辞めて出稼ぎに出る世界であり,必死に金が動く。

現金は,経済を動かす。

多数決民主主義なるものを信用しなくなったのは,学生時代だが,実務に就いて現実を知るにつけ確信へと変わった。

これまで価値相対主義について書いたが,根本には,この「金で動く多数主義」がある。